編集スタイルガイドライン
この編集スタイルガイドラインの目的は、編集にあたって、よい判断や決断を下すことができるよう、エディタにアドバイスすることにあります。エンドユーザーは、サイトを見にいかなくても、そのサイトが探しているものに関連しているかどうか見極められなくてはなりません。ですから、ディレクトリの注釈(=タイトルと説明文)は、サイトの主題および/あるいはコンテンツについて、客観的に描写したものでなくてはなりません。この編集スタイルガイドラインが主に意図するところは、以下の通りです。
- エンドユーザーが必要とする的確かつ客観的なサイトの注釈をつけられるように、エディタにアドバイスすること。
- 悪質な甚だしい誇大広告、宣伝文句、主観的な解説、必要のない過度の繰り返し、その他の余分な情報を取り除くこと。
個人個人のさまざまな編集スタイルには寛容でなくてはなりません。このガイドラインを原理主義的にとらえ、URL の形式、タイトル、あるいは説明文について、過度に批判的に見たり、重箱の隅をつついたりすることはやめましょう。注釈の質の高さもサイトの関連づけに重要ですが、サイトのリストそれ自体の質の高さが ODP 全体の質の高さや有用性にとって最も重要であるということをエディタは心にとどめておくべきです。
正しい URL をつかむ
- URL 記入欄の前にある、「新規」というリンクをクリックして、URL が間違っておらず、実際に使えるものかどうか確認しましょう。ブラウザは新しいウインドウを開きます。きちんとページが表示され、切れたリンクが含まれていないか、URL を見直して確かめましょう。
- 「index.html」など、正しいページの表示に不要な部分が URL の最後についている時は、この部分を取り除くとよい場合がしばしばあります。こうすることによって、最も安定した形の URL を確保しておくことができ、リンクミス(ロボジラ)エラーを防ぐことができます。
- サイトのメインとなるページをディレクトリに追加するときは、そのサイトの入り口へと導く URL を追加します。スプラッシュ、ウエルカム、あるいは警告のページがそのサイトにあるときは、そのページへリンクを張ります。もし、その種のウエルカム/入り口のページがターゲットとなるページと同じドメイン上に置かれている場合は、そのウエルカム/入り口のページを追加すべきですが、ウエルカム/入り口のページが別のドメイン上に置かれている場合は、そうすべきではありません。
関連ガイドライン: サイト転送と隠されたURL
タイトル
タイトルは、サイトを描写するのではなく、識別するものです。中身があって簡潔なものでなくてはなりません。
よいタイトルとは...
- サイトの公式名称をタイトルにしましょう。一般的にタイトルはサイト上に目立つように表示されており、明白です。
- サイトがビジネス、組織やその他の団体に関するものである場合(例えば企業のホームページなど)、商号や事業体の公式名称をタイトルにしましょう。
- もしビジネス、組織やその他の団体が、正式な名称と頭字語(アクロニム)の両方で知られており、サイトでも両方が使われている場合は、その正式名称と頭字語の両方を含めるようにしましょう。
- サイトのタイトルが不明瞭な場合、またはスパムに見える場合は、サイトのコンテンツから簡潔なタイトルを導き出しましょう。
- 各単語の最初の文字を大文字にしましょう。冠詞、前置詞、接続詞はこの限りではありませんが、タイトルや、複数の部分で構成されるタイトルの部分がこれらの品詞で始まる場合は除きます。
例:
Star Wars: The Phantom Menace
Cold Snow: The Fluffy White Stuff
Sunlight on Snow: The Dangers of Glare and Eyestrain注意:大文字・小文字に関するルールは言語によって異なりますので、このガイドラインは World/ 階層のすべてのカテゴリに必ずしも適用されるわけではありません。それぞれの言語固有のガイドラインに従って下さい。
- 余分なキーワード、不必要な記号や文字、会社のスローガンや宣伝文句などをタイトルに含めてはいけません。
- 「ようこそ」「オンライン」「ホームページ」「サイト」と言った単語や文章を、タイトルの最初や最後につけてはいけません。ただし、そのサイトの公式名称の一部となっている場合を除きます。
- 句読点、不必要な記号や文字、特殊な記号などをタイトルの最初につけてはいけません。場合によって、リスト表示はアルファベット順にソートされますので、ずるをしてリストのトップを得ようという人がいます。もし、実際にはサイトの名称が「ウェブサイト」なのに、申請されてきたタイトルが「aaa ウェブサイト」である場合には、「ウェブサイト」がベストのタイトルです。
- タイトルをすべて大文字で表記してはいけません。
- タイトルの最後に、感嘆符やその他の不要な句読点類をつけてはいけません。
説明文
説明文とは、サイトのコンテンツや主題となることがらについて具体的な情報を伝えるものです。説明文は中身があって簡潔なものであるべきで、通常は一、二行を越えてはなりません。よい説明文の基本式はこうです: 説明文=主題+コンテンツ。
場合によっては、担当しているカテゴリのすべてのサイトのコンテンツが同じ、ということがあります。例えば、ビジネスや組織に関するサイトにはすべて似たような情報、「会社概要」とか、製品やサービスの紹介などが含まれています。このような場合には、その会社の製品、サービスや専門(つまり主題)に重点を置いて、その会社が何をする会社かを単に描写するのがよいでしょう。
よい説明文とは ....
- 簡潔で、中身があって、客観的で、サイトを見に行った時に得られるものをエンドユーザーに知らせるものです。
- ユーザーがディレクトリのリスト表示をらくに読めるように、論理的な文章や文章構造、適切な句読点や大文字を用いましょう。
- 大文字で始まり、ピリオドで終わるようにしましょう。
- 三人称の代名詞を用いましょう。
- サイトに固有な主題やコンテンツを明確にし、探しているものとの関連性をユーザーが見極められるようにしましょう。
- 探しているものとの関連性をエンドユーザーがより簡単に見極められるように、関連性のある用語、特定の用語を説明文に含めるようにしましょう。
- オンライン広告や宣伝文句として読めてはいけません。「最も」「最良」「最高」「最安値」などの最上級は避けましょう。ODP はウェブサイトを宣伝しているのではありませんし、そのような言葉はユーザーに対する関連性がありません。エンドユーザーは宣伝文句でなく、特定の用語や文章を見て探しているものとの関連性を見極めるのです。
- 強調された句読点(例:「!!!」)や、強調のための全文字大文字表記、「&」や「...」を使用してはいけません。
- 「あなた」「皆さま」「あなたの」「私ども」「私どもの」「私」などの一人称、二人称の代名詞を使用してはいけません。
- 個人的な意見や、主観的な講評を含んでいてはいけません。
- サイトのタイトルやカテゴリのパス名の一部を、説明文で繰り返し使用してはいけません。
- 不必要に、キーワードや文章を繰り返したり、形容詞を過度に使用してはいけません。
- 特定の日付、価格、時間とともに変わる数値や、その他変化する可能性のある類似の情報を使用してはいけません。エンドユーザーは、不正確な情報や古くなった注釈を望んでいません。
- 「このサイトは...」や「このサイトには...」で始まったり、または、「等。」「その他。」で終わったりするような、過度に使用されている文章や言い回しを含めてはいけません。
- 不法に取得されているコンテンツ(例:音楽やソフトウェアの違法コピー)について言及してはいけません。
- つづり間違いがあってはいけません。(スペルミス防止のため、英語のスペルチェックツールが用意されています)
- そのカテゴリに想定されるユーザーが普通に理解できるものでない限り、頭字語や略語を使ってはいけません。
- 住所、郵便宛先、Eメールアドレス、最寄りの交差点や高速道路出口、電話やファックスの番号、自動応答システムの使用方法、営業時間、価格、その他の URL などを含めてはいけません。
- 簡単に言い換えることが非常に難しい場合は、サイトから限られた範囲で引用しても構いません(「このサイトについて」のページや、類似の情報セクションからの短い引用など)。
ODP ノート記入欄
この記入欄は、ウェブサイトの関連情報について、他のエディタ仲間と交信ができるように設けられています。
この記入欄に書き込むのが適切なコメントの種類についていくつか例を挙げます。
- 他のカテゴリへの移動する場合(例:「[... ですので]移動します」「 他の/階層の/カテゴリで既に適切に掲載されています」)
- 他のエディタに対してそのサイトに関する情報を提供する場合(例:「工事中」「[URL] のアフィリエートです」)
- 未審査のサイトを削除する場合(例:「他の/階層の/カテゴリで既に適切に掲載されています」)
- 掲載済みのサイトを削除する場合(例:「このカテゴリに掲載されている http://www.some.site/ と重複」「上位階層に掲載されているサイトのディープリンク」)
サイトを新規追加したり、削除したり、移動したり、URL変更したりする度に、その行為は自動ノートで記録されます。しかしながら、その URL を編集する可能性のあるエディタに対してその行為を明確にしておくために、理由を記入しておくべきです。サイトを削除する場合は、理由は必ず記入しなければなりません。
日付ソート記入欄
日付ソート記入欄は、記事やレビューなどの出版日用に、あるいは会議などの期間限定のイベント用として、使用することができます。日付の記入された登録サイトは、(アルファベット順でなく)この日付によってソートされ、日付記入のないサイトリストの下、ページの下部にまとめて表示されます。日付の記入されたサイトは、クールサイトに指定することはできません。
定期的に更新しているサイトの更新日は、変わる可能性がありますので、この日付ソート記入欄に反映させてはなりません。
日付ソート記入欄は、リストの内容が編集された日を記入するためのものではありません。また、他の理由のために、カテゴリ内でのサイトの表示順を操作するためのものでもありません。
クールサイト
エディタは、自分が所有しているサイト、または自分が関係しているサイトをクールサイトにしてはなりません。関係とは、ビジネスとしてのもの、または個人的なものも含みます。このような行為は、公平で客観的なリソースをエンドユーザーに提供するという ODP のポリシーや使命に反します。自分が関係するサイトにクールマークをつけるよう、他のエディタに頼むこともこのポリシーに反します。クールサイト機能の不正使用は、エディタの編集権限の剥奪の理由となることがあります。さらに詳しい説明は、利害の衝突 にありますのでご覧下さい。
注意 「エディタのお薦め」というカテゴリを作らずに、クールサイト指定を使ってください。